第83章

武市克好は唇を震わせた。

「地下三階、13号チャンバー……奴に初期スクリーニングをやらされたんだが、恐ろしくて最後までできなかった。そうしたら、手を切り落とされた」

葵は彼を見下ろした。

「13号チャンバーには何の権限が必要なの」

武市克好は顔を上げ、目の色を変えた。

「お前が、001か?」

春が容赦なく彼のすぐ脇の床を踏みつけた。

「権限を聞いてんだよ。感動の再会でもしてるつもりか」

武市克好はビクッと体を震わせた。

「掌紋、虹彩、それに藤原眞義のダイナミックキーだ」

葵が問う。

「ダイナミックキーはどこ?」

武市克好は血の混じった唾を吐き出した。

「奴が持ってる...

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